24時間稼働の場合もある

交代制勤務の工場は24時間稼働が珍しくない

工場の求人では、勤務時間が複数記載されていることがあります。早番と遅番といった区分の他に、日勤と夜勤、深夜勤などの区分もありますが、それぞれの時間は企業や工場によって異なるため注意が必要です。2交代や3交代といった交代制勤務を採用している工場の場合、24時間稼働しているケースが珍しくありません。たとえば、残業を含んで08:00~20:00と20:00~08:00の2交代や07:00~16:00と16:00~24:00、00:00~07:00の3交代といったシフトです。24時間稼働している工場であっても、製造する品目を切り替えるタイミングで短時間ラインがストップすることがあります。ただし、ラインが停止しているだけで、業務が行われていないわけではありません。工場としては稼働しています。

繁忙期には24時間稼働になる工場もある

普段は深夜帯の稼働がない工場であっても、繁忙期には24時間稼働になるケースがあります。このタイプの工場は大きく分けて2種類です。毎年、決まった時期が繁忙期となって24時間稼働となる工場と、決まった時期ではなく受注が一時的に増大したタイミングが繁忙期となる工場があります。わかりやすいのが、クリスマスやバレンタインデーを前にした洋菓子工場などです。工場によっては、両方の繁忙期が存在するケースもあるでしょう。

繁忙期のみ24時間稼働になる工場の多くでは、普段から余剰人員を抱えておくわけにはいかないため、通常の人数では24時間稼働に対応できません。そのため、臨時のパートやアルバイト、派遣の受け入れで対応するケースが多いといえます。とはいえ、常用の従業員も繁忙期と無縁とは言い切れません。工場の求人を見る際は、24時間稼働の可能性、残業や休日出勤の要請があるかもしれない点を念頭に置いておきましょう。